矯正歯科認定医とは?
矯正治療に関する技術や経験を認定する制度として、日本矯正歯科学会の認定医制度があります。外にも様々な学会や認定制度がありますが、日本矯正歯科学会は、日本各地の医師を中心に6,400名を越える会員により構成されており、日本で最も大きく歴史のある学会です。
矯正歯科認定医とは?
日本矯正歯科学会による認定医制度は、1990年につくられ、医療の水準維持・向上を目指し、適切な医療の提供を目的としています。
認定医の資格を得るためには、
・歯科医師免許を有する
・歯科医師免許取得後、日本矯正歯科学会に5年以上継続して会員である
・日本学会が認める医療機関での5年以上の臨床経験を持っている
・学会誌での論文発表
・学会の定める試験に合格する
など定められた条件をクリアして合格する必要があり、合格後も5年ごとに資格審査が行われます。現在、認定医は全国に矯正治療を行う歯科医は約22,000人ほどいますが、その中で認定医の資格を有する医師は3,000人ほどとなっています。
医院選びのひとつの目安に
もちろん、認定医の資格を持たない医師が全て信頼できないわけではありませんが、一定の基準をクリアした認定医は相当数の矯正治療例を経験していますので、治療を検討される際、歯科医院選びの目安になるかと思います。
一般的な歯科医院と矯正歯科専門医院
虫歯治療など一般的な診療をメインで行っている医院の場合、月数回他院で勤務している矯正歯科医が来て治療を行うケースもありますが、装置が外れるなどの急なトラブルが起きた場合、担当医が不在ですぐに対応できない場合があります。
専門の歯科医院だと、多くの場合は認定医が在籍しており、トラブルにもすぐに対応可能かと思いますので、医院選びに迷ったら、最初からこういった歯科医院に相談するのも良いでしょう。