噛み合わせが悪いことのデメリット|女性ならではの細やかな配慮 新宿「ハリウッド・スマイル矯正歯科」

矯正歯科コラム Column

噛み合わせが悪いことのデメリット

歯並びや噛み合わせが悪くても、見た目に極端に影響しない場合、そのまま放置している方も多いのではないでしょうか。
たとえ歯並びや噛み合わせが悪くても、その状態で何年も過ごしているので、それが普通になり、そのデメリットを感じていない方も多いと思います。

しかし、歯並びや噛み合わせの悪さには、見た目以外にも数多くのデメリットが隠れています。
今回は、普段なかなか気づくことのない歯並びや噛み合わせの悪さの裏に隠れたデメリットについて解説します。
もしかしら、心当たりのある方がいらっしゃるかもしれませんよ。

虫歯・歯周病

歯並びが悪いと歯磨きの際にどうしても歯ブラシが行き届かない部分が出てきて、自分ではキレイにしたつもりでも、磨き残しが残っていることがあります。
また、噛み合わせが悪いと特定の歯の負担が大きくなってしまい、歯と歯肉に隙間が開いてしまい、その隙間に歯垢が溜まり、結果的に虫歯や歯周病を引き起こすこともあります。

歯科的なデメリット

①虫歯

虫歯の原因は、ストレプトコッカス・ミュータンスなど乳酸を作り出す乳酸菌です。
虫歯の原因菌は、歯の周りについている白いカスのようなものの中にいます。そんなものついていないと思う方は、歯の表面を爪や爪楊枝などで擦ってみてください。この白いカスをプラーク、またはバイオフィルムといいます。

歯ブラシや歯磨き粉のCMなどで耳にするプラークコントロールは、このプラークを取り除くことを意味しています。
プラークコントロールでプラークを減らすことは虫歯予防にとても重要なのですが、歯並びが悪いとどうしても歯ブラシが届かないところができてしまいます。
すると、ご自身ではきれいに磨いたつもりでも、磨き残しができて、プラークが残ったままになります。
このため、歯並びが悪いと虫歯になりやすくなるというデメリットが生じます。

②歯周病

歯周病の原因は、フォルフィロモナス・ジンジバリス、アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンスなどの細菌です。
そして、歯周病の原因菌も虫歯菌と同じくプラークの中にいますので、歯周病の予防にもプラークコントロールはとても重要です。
歯並びが悪いと歯磨きが難しくなり、それにともないプラークコントロールも悪化しますから、歯周病になりやすくなります。
歯周病のリスクが高くなることも、歯並びの悪さのデメリットのひとつです。

③顎関節症

顎関節症は、顎の関節やお口を開け閉めする筋肉や靭帯の炎症によりお口を開け閉めが難しくなったり、開け閉めするときに痛くなったりする病気の総称です。顎関節症の原因はさまざまなのですが、そのひとつが噛み合わせの悪さです。
噛み合わせが悪いと食べ物をかみにくくなりますので、少しでもしっかり噛むために、無意識のうちに噛めるところに顎を動かすようになります。

すると、顎の動きが複雑になり、食事のたびに顎に大きな負担がかかります。長期的に続くと、顎関節の変形を生じる可能性もあります。
そのため、顎関節症になりやすくなります。顎関節に過度な負担が加わりやすいのも、噛み合わせの悪さがもたらすデメリットです。

④ブラキシズム

ブラキシズムは、無意識に上下の歯を擦り合わせたり、噛み合わせたりする癖です。
寝ているときだけでなく、起きているときにも起こり得ます。ブラキシズムには、歯を擦り合わせるグラインディング、歯を噛み合わせるクレンチング、歯をカチカチと鳴らすタッピングの3種類があります。

ブラキシズムの原因は、さまざまですが、そのひとつとして歯並びや噛み合わせの悪さが指摘されています。
確かに、歯並びや噛み合わせの悪い人だけがブラキシズムをするというわけではありませんし、逆に、歯並びや噛み合わせが良ければブラキシズムをしないというわけでもありません。ですが、歯並びやかみ合わせが悪いと、上下の歯をバランスよく使って食べ物を噛むことができません。

このため、顎の動きが不自然になり、ブラキシズムを起こす可能性が高まります。
さらに歯並びが悪い人がブラキシズムを続けていると、噛み合う歯が少ないので特定の歯だけに大きな負担をかけてしまい、その歯がダメになってしまう可能性もあります。それだけでなく、ブラキシズムを長期にわたって続けていると、歯が移動し、歯並びが悪くなっていきます。
歯並びや噛み合わせの悪さとブラキシズムは、悪い相関関係にあると言えそうです。

⑤発音の悪さ

歯並びの悪さと一言でいってもその種類はとても多いです。
そのひとつに空隙歯列という、歯と歯の間が開いている歯並びの悪さがあります。
私たちが声を出すとき、歯と歯の間に隙間があるとそこから空気が漏れ出してしまうので、はっきり話すことができなくなります。
これはあくまでも一例ですが、歯並びや噛み合わせの悪さは発音の明瞭さという点でもデメリットとなり得ます。

⑥歯のダメージ

歯並びが悪いと、歯が歯の並びから外れて生えていることがあります。
歯の並びから外れている歯があると、その歯が頬や唇、舌にあたりを傷つけて口内炎を引き起こすことがあります。
また、転倒や交通事故で顔を打つと、歯並びから外れた歯に外力が集中しやすいので、その歯が折れたり割れたりする可能性が高くなります。
歯冠部分が割れただけなら、その部分だけ治したり、場合によっては神経の治療をして治したりしますが、歯は残せます。

被せ物や詰め物が外れてしまうかもしれませんが、それでも治せます。ところが、歯根部分で歯が折れてしまいますと、残念ですがその歯は抜歯しなくてはなりません。歯並びや噛み合わせの悪さには、歯の寿命に影響する可能性があるというデメリットも隠れています。

全身的なデメリット

歯並びや噛み合わせの悪さには、歯だけでなく全身的なデメリットもあります。

①顔の歪み

噛み合わせが悪いと、噛みやすい歯を選んで噛むようになるので、顎の両側で噛む力に差が生まれます。
すると、強く噛む側の筋肉が発達してしまいます。もし右側で強く噛むと、お顔の右側の筋肉が大きくなり、顔が非対称になります。
こうしてお顔が歪んできます。よく、片側噛みをしていると顔が歪むと言われていますが、それと同じですね。

②二重顎

二重顎は太っている方に起こりやすいイメージがあると思いますが、歯並びの悪い人にも起こり得ます。
どうして歯並びが悪いと二重顎になるのか、不思議に思う人もいらっしゃることでしょう。悪い歯並びの中には、下顎が後ろに下がる下顎後退症があります。下顎後退症では、一般的な位置よりも下顎が後ろに移動するので、それに伴って下顎の下の組織が全体的に後ろに引っ張られます。
すると二重顎になってしまうというわけです。

③身体の歪み

たとえば、かみ合わせが悪いため、右側でよく噛む習慣が生まれるとします。
右側の筋肉をよく使うようになる結果、右側のくびの筋肉が短くなり、それに引っ張られるように頭が右に傾きます。
すると、自然と寝ているときの姿勢が右を下にするようになり、背骨が歪むようになります。背骨の歪みは骨盤の歪みにもつながり、骨盤が左右で非対称になります。こうして身体が歪んでいきます。
このように、噛み合わせの悪さは、全身的な身体の歪みを引き起こすデメリットも持っているのです。

④肩こり

お口を開け閉めする筋肉を総称して咀嚼筋といいます。咀嚼筋は、開口筋と閉口筋に分けられます。
開口筋は下顎より下方にある筋肉で、これらが収縮することでお口が開きます。噛み合わせが悪いと、開口筋にも過剰な緊張が生じます。
開口筋の中には、僧帽筋のように首の辺りから肩にかけて広がっている筋肉もあります。この部分が筋肉痛を起こすと肩こりのような違和感を感じるようになります。

⑤頭痛

咀嚼筋の閉口筋のひとつに側頭筋という筋肉があります。側頭筋は、耳の上から頭蓋骨の横あたりに広がっている筋肉です。
こめかみという言葉を聞いたことあると思いますが、これはお米を噛むとピクピクと動くからこのよう名前がつけられたと言われています。
お米を噛んだときにピクピクする、これは側頭筋が収縮しているからです。噛み合わせが悪くて閉口筋に過度な緊張が続くと、側頭筋も痛くなります。
側頭筋が痛くなったとき、多くの方は筋肉痛とは思わず、場所のせいで頭痛と思ってしまう方が多いです。
そういう意味から噛み合わせの悪さのデメリットに頭痛も含まれます。

⑥消化器官へのダメージ

噛み合わせが悪いと、食べ物をしっかり噛むことができません。しっかり噛まないと、唾液の量も少なくなります。
しっかり噛めないと食べ物を小さくできませんし、唾液が少なくなれば唾液に含まれる消化酵素も少なくなり、食べ物を十分溶かすことができません。
この状態で飲み込むことになるので、胃や腸に加わる負担が大きくなり、胃腸の病気のリスクが高まります。
歯並びや噛み合わせの悪さのデメリットは、胃腸の健康にも及びます。

⑦社交性の低下

歯並びはお顔つきに大きく影響します。人の第一印象を決める要素は多くありますが、笑顔や歯並びはかなり大きな割合を占めています。
もし歯並びが悪いと、その人の第一印象も悪くなりかねません。例えば、八重歯は欧米諸国ではドラキュラの歯とよばれていますし、中国では虎の歯とよばれ縁起が悪いとされています。
このため、歯並びや噛み合わせの悪さによって自信を消失し、人と接すること、人前で話すことにコンプレックスを感じてしまう方もいます。
歯並びの悪さは、社交性にもデメリットをもたらすことがあるのです。

早めの治療をおすすめします

今回は、歯並びや噛み合わせの悪さによって起こりうるさまざまなデメリットについてお話ししました。
歯並びや噛み合わせの悪さは、虫歯や歯周病、顔の歪み、歯ぎしりといったトラブルだけでなく、身体の歪み、肩こり、胃腸の病気などにも関係しているといわれています。

気づきにくいというだけで、実はここに挙げたように歯並びや噛み合わせが悪いことによるデメリットはたくさんあります。
安易に「歯並びくらい悪くても・・・」「噛み合わせくらいなんとでもなるわ・・・」などと考えずに、できれば矯正歯科の専門医に相談して、早めの治療を受けることをおすすめいたします。

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